特殊プラスティック義歯による総入れ歯の症例

今回は「歯がグラグラで噛めない。自然な入れ歯で綺麗にしたい。」という主訴でご来院頂いた患者様に対して「特殊プラスティック義歯」を使用した入れ歯の症例を紹介します。

特殊プラスティック義歯について

治療前

主訴

• 歯がグラグラで噛めない。
• 自然な入れ歯で綺麗にしたい。

歯周病になり、歯が傾いて、かみ合わせもズレていた為、入れ歯で自然に、そして噛める様に。
残りの歯の状態も良くなく入れ歯の支えに使用できず、また、痛みの原因になる為総入れ歯で対応しました。

治療用入れ歯

抜歯となり、入れ歯が入るまで、歯がない状態は見た目や食事の点で困ります。
当院では、歯を残しながら治療用入れ歯を作成し、その後順番に抜歯を行います。
抜歯後、歯茎の形も変化して行きますので、治療用入れ歯にクッション材を用いて歯茎の形を整えていきます。

長期間奥歯がなく、かみ合わせが大きくズレていた為、かみ合わせも整えて行きます。
問題ないかの確認を行い、患者様とお話しながら修正点など見て行きます。
ここでの患者様や入れ歯専門の歯科技工士さんとのコミュニケーションが大切です。

治療後

完成した入れ歯です。
自然に歯の色を調整し、歯の傾きやかみ合わせのズレを修正しました。
※追加で歯茎の色を再現する事も可能

〜キーポイント1〜

クッション材を用いて歯茎の形を整える。

〜キーポイント2〜

かみ合わせの調整を繰り返しズレを修正。

治療前後比較

入れ歯の痛みの原因の一つとしてかみ合わせがあります。
かみ合わせがズレたまま入れ歯を作成すると、力のかかる方向により入れ歯が外れやすくなり歯茎に痛みを生じてしまいます。的確な治療手順が大切です。
お口の中の状況は人それぞれです。性格もそれぞれです。
正しい治療法を選択するのも大切ですが、どれを納得して選択するかに重点を
おいたカウンセリングが当院の特徴です。
どうぞお気軽にご相談下さい。

監修者情報

院長 加藤 晴康

大阪歯科大学に入学し、歯科医師免許取得。
卒業後は、口腔外科にて研修後、東大阪本多歯科医院にて約10年本多正明先生に師事し、総合診断、補綴を徹底的に学び研究・教育に従事。