ノンクラスプデンチャーは寝るとき外した方がいい?使い方やお手入れを解説

「ノンクラスプデンチャーは寝る時に外したほうがいいの?」
「ノンクラスプデンチャーの正しいお手入れ方法が知りたい」

このような素朴な疑問を当記事では解説します。せっかくノンクラスプデンチャーを作るのであれば、正しい使用方法やお手入れを知って、より長く安全に使用したいですよね。すでにノンクラスプデンチャーを使用されている方はもちろんのこと、今後ノンクラスプデンチャーを作りたいという方も、ぜひご一読ください。

当記事では、以下の内容について解説します。

  • ・ノンクラスプデンチャーは寝る時に外すべき
  • ・ノンクラスプデンチャーの正しいお手入れ
  • ・ノンクラスプデンチャーの間違ったお手入れ
  • ・入れ歯のメンテナンスの重要性

 

当記事を読めばノンクラスプデンチャーについての疑問が解決し、ノンクラスプデンチャーの正しい取り扱い方が理解できるでしょう。すでにノンクラスプデンチャーを使っている方はもちろんのこと、これからノンクラスプデンチャーを作ることを検討している方も、当記事を読むことがご自身にノンクラスプデンチャーが合っているのか判断する一助になるかと思います。ぜひ最後までご覧ください。「ノンクラスプデンチャーってどんな入れ歯?」という方は、まずはこちらのページをご覧いただくと良いでしょう。>>ノンクラスプデンチャーについて

当院では入れ歯でお悩みの方に無料でカウンセリングを行っています。どんな入れ歯が自分に合うのか知りたい、今の入れ歯に不満がある、そんな方はぜひお気軽にお越しください。

 

ノンクラスプデンチャーは寝る時に外すべき?どちらとも言えない

ノンクラスプデンチャーは寝る時に外すべき?どちらとも言えない

ノンクラスプデンチャーに限らず、入れ歯を寝る時につけておくべきか外すべきか、というのは患者様からもよく疑問の声をいただきます。この問題は歯科医の中でも度々話題に上がりますが、結論としては「つけておくか外すべきか、正解は状況による」というものでしょう。

一概にどうするべき、と言えれば簡単で良いのですが、ノンクラスプデンチャーには「外すべき理由」と「外さないほうがいい理由」のどちらもあります。患者様一人一人にとって、どちらが優先すべきことなのかを、判断する必要があるのです。

外すべき理由と外さないほうがいい理由は、以下の通りです。

  • ・外すべき理由①:睡眠中の装着は衛生面の問題がある
  • ・外すべき理由②:部分入れ歯の場合、誤飲してしまうかも
  • ・外さない方がいい理由①:寝ている間に歯に負担がかかる
  • ・外さない方がいい理由②:平衡感覚がおかしくなる場合がある

 

以下でそれぞれ、さらに詳しく解説します。必ず目を通して、あなたが入れ歯を付けて寝るべきか、外して寝るべきか、考えてみましょう。

 

寝るときに外すべき理由①:睡眠中の装着は衛生面の問題がある

寝る時にノンクラスプデンチャーを外したほうがいい理由としては、真っ先に衛生面の問題が挙げられます。

寝ている時は唾液の量が減少してしまうため、口内の汚れを洗い流す作用が減少します。さらに口の中が乾燥するため、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。こうして、ノンクラスプデンチャーと口の隙間などで汚れが溜まったり菌が繁殖することで、歯茎が不衛生になってしまうのです。

歯茎が不衛生な状態になると、炎症が起きたり歯茎に腫れが出る原因につながります。こういった問題が起きると、入れ歯と触れている箇所に痛みが出たり、最悪の場合は歯周病の原因にもなるでしょう。

特に高齢の方の場合、気付かないうちに口を開けて寝ている方が多いため、口内が乾燥しやすくなります。ノンクラスプデンチャーを外して寝ることで、口内の衛生環境をより良い状態に保つことができるでしょう。

 

寝るときに外すべき理由②:部分入れ歯の場合、誤飲してしまうかも

ノンクラスプデンチャーに限らず部分入れ歯を使用している場合、付けたままで寝ていると外れて誤飲してしまう可能性があります。特にノンクラスプデンチャーは、クラスプと呼ばれる歯に入れ歯を固定する金属製のバネがありません。そのため寝ている時に外れてしまう可能性がより高くなるでしょう。

こういったことはそう多くはありませんが、寝ている最中は口内のものを無意識に飲み込んでしまう場合もあるため、誤飲して喉を詰まらせてしまうことも。ノンクラスプデンチャーがしっかりと口内に固定されているうちは良くても、経年劣化で固定が弱くなってきた場合は、寝る際にはノンクラスプデンチャーを外しておいたほうが安心です。

 

寝るときに外さない方がいい理由①:寝ている間に負担がかかる

こちらもノンクラスプデンチャーに限らずですが、寝ている間に歯に負担がかかってしまうのを防ぐために、入れ歯を装着していたほうがいい場合があります。

ノンクラスプデンチャーの場合、最低でも3本〜4本程度、歯が残っている必要があります。残った歯が少なければ少ないほど、歯にかかる負担が強くなり、寝ている間の噛み締めなどさまざまな要因で歯がグラグラしたり動いてしまうことがあるのです。

入れ歯を装着しておくことで、歯の位置を入れ歯で固定し、寝ている間に歯に負担がかかるのを予防できます。特に高齢の方の場合は、残存歯が動きやすくなっているため、入れ歯で守ってあげるメリットは大きいでしょう。そのため残っている歯を守るために、入れ歯をつけたまま寝たほうがいい場合もあるのです。

 

寝るときに外さない方がいい理由②:平衡感覚がおかしくなる場合がある

寝るときに外さない方がいい理由②:平衡感覚がおかしくなる場合がある

かなり高齢の方だと、入れ歯を外していると平衡感覚を失ってしまう場合があります。夜中にトイレに行きたくなった際など、入れ歯をせずに立ち上がった際に平衡感覚を失い、転んでしまったという例があります。また腰が抜けてしまったりもあるので、年齢によっては入れ歯をつけておいたほうが良いでしょう。

入れ歯をしていないと平衡感覚を失ってしまう、というのは基本的にはかなりご高齢の方の場合です。そういった年代の方は、軽く転倒しただけでも上手く受け身が取れずに骨折してしまうことも少なくありません。そのため入れ歯をつけておいたほうが良い、と指導させていただくことも多くなります。

 

患者様によって状況は違うので当院が指導させていただきます

寝る時にノンクラスプデンチャーを外したほうが良いのか、外さないほうが良いのかについてですが、結論としてはやはり患者様の状況によって変わってくるというところです。人によっては外さないで寝たほうが良いですし、外して寝たほうが良い場合もあります。

正直に言えば、こういった判断は歯科医師にお任せいただくのが一番です。例えば、入れ歯を入れて歯を守るべき状況なのか、入れ歯を外して衛生環境を守ったほうがいいのかなどは、一般の方では判断が難しいところです。また入れ歯を入れているほうが本来は良くても、入れ歯の違和感で睡眠が取れない場合などは、何よりもまずは睡眠を重視して入れ歯を外して寝ていただくような場合もあります。

こういったことは本当にケースバイケースなので、入れ歯を作る際に必ず歯科医に相談することをおすすめします。当院では入れ歯作りの際にこういった内容の指導もさせていただいております。カウンセリングは無料ですので、ぜひお気軽にご相談にお越しください。

 

ノンクラスプデンチャーの正しいお手入れ!長く衛生的に使用するには

ノンクラスプデンチャーの正しいお手入れ!長く衛生的に使用するには

ここまで、寝るときにノンクラスプデンチャーを外すべきか、外さないべきか解説しました。続いてノンクラスプデンチャーの正しいお手入れ法についてご紹介します。ノンクラスプデンチャーは比較的寿命の短い入れ歯なので、しっかりとお手入れして少しでも長く使用したい、という方が多いでしょう。

ノンクラスプデンチャーのお手入れは、以下の手順で行うのがよいでしょう。

  • ・①「食後」「就寝前」「(装着して寝る場合は)起床時」にそれぞれ洗浄を行います。
  • ・②流水をかけながら柔らかい歯ブラシや綿棒を使用して、汚れを落とします。
  • ・③義歯洗浄剤に指定の時間浸します。
  • ・④水洗いして義歯洗浄剤を流し落とします。

 

この手順でのお手入れを日々徹底して行うことで、より衛生的に、かつ長期間ノンクラスプデンチャーを使用できるでしょう。ただしお手入れを間違えてしまうと、逆に衛生面を損ねたり、ノンクラスプデンチャーの寿命を縮めてしまいます。間違ったお手入れについても、引き続き解説します。

 

絶対だめ!ノンクラスプデンチャーのお手入れの注意点

ノンクラスプデンチャーのお手入れを間違えると、逆に衛生面を損ねてしまったり、寿命を短くしてしまう可能性があります。以下の方法でのお手入れは、絶対にしないように注意してください。

  • ・①硬いブラシでゴシゴシこするように汚れを落とす
  • ・②義歯洗浄剤の代わりに歯磨き粉を使う

 

ノンクラスプデンチャーは非常に柔らかい樹脂素材でできています。そのため①のように硬いブラシでこすると、表面に細かなキズがつき、汚れが溜まったり変色する原因になります。また②のように歯磨き粉を使用すると、歯磨き粉に含まれる研磨剤により、やはり表面にキズをつけてしまいます。

こういったお手入れ法は、ノンクラスプデンチャーを傷つけるばかりなので、必ず柔らかいブラシと義歯洗浄剤を使用して、丁寧にお手入れするようにしてください。

 

入れ歯は一生モノでは無い!体の変化に合わせたメンテナンスが重要

入れ歯は一生モノでは無い!体の変化に合わせたメンテナンスが重要

よくある勘違いとして、口にフィットした丈夫な入れ歯を作れば、ずっとそのまま使い続けられるというものが挙げられます。残念ながら入れ歯は、どれだけよくフィットするものを作っても、時間の経過とともに合わなくなってきます。その原因として、入れ歯そのものの経年劣化なども挙げられますが、何より「体の変化」がポイントになります。

たとえどれだけ口にぴったりな入れ歯を作っても、歯茎が痩せれば入れ歯は緩み、ガタつきを感じるでしょう。人間の噛む力は奥歯で70kg〜90kgほどあると言われており、合わない入れ歯を噛み続けることで、入れ歯にも顎にも悪影響を及ぼします。

そのため年に数回は、入れ歯を作った歯科でメンテナンスを受け、入れ歯の微調整を行うことが重要なのです。

 

定期的なメンテナンスが入れ歯とお口の寿命を伸ばします

定期的にメンテナンスを行うことで、入れ歯の寿命とお口の寿命をより長くすることができます。しっかりとメンテナンスを行うことまで見据えて、入れ歯を作る歯科を選ぶことが重要なのです。

お口の中は、歯の本数が減ったり、歯茎が下がったりするなど、時間の経過とともに変化していきます。入れ歯は修正を加えることで、そうした変化に対応することが可能です。しっかりとメンテナンスをしたり、合わない入れ歯を修正することで、お口と入れ歯の寿命をより長くすることができるでしょう。当院では長期保証期間を設けているので、入れ歯を作った後のサポート体制についても安心していただけるかと思います。

当院では入れ歯でお悩みの方に無料でカウンセリングを行っています。どんな入れ歯が自分に合うのか知りたい、今の入れ歯に不満がある、そんな方はぜひお気軽にお越しください。

 

まとめ:使い方やお手入れの方法は人によって変わる!当院が責任を持って指導いたします

まとめ:使い方やお手入れの方法は人によって変わる!当院が責任を持って指導いたします

当記事では、ノンクラスプデンチャーの正しい使用方法やお手入れについて解説しました。寝るときにノンクラスプデンチャーをつけるべきか、外すべきかについては、大変申し訳ありませんが明確な結論が出せません。寝るときに入れ歯をどうするべきかは、患者様のお口の状態や年齢によって、臨機応変に変える必要があります。当院にご相談いただければ、しっかりと指導させていただくので、ご安心ください。

また、ノンクラスプデンチャーの正しいお手入れ法についても解説しました。お手入れを徹底することで、より長く衛生的にノンクラスプデンチャーを使用できます。当記事で紹介したような、間違ったお手入れは絶対にしないようにご注意ください。

入れ歯は一生ものではありません。日々変化するお口の状態に合わせて、入れ歯も定期的に調整することで、よりよく使用できます。当院では長期間の保証期間を設けているので、安心してご相談下さい。当院では入れ歯でお悩みの方に無料でカウンセリングを行っています。どんな入れ歯が自分に合うのか知りたい、今の入れ歯に不満がある、そんな方はぜひお気軽にお越しください。

 

監修者情報

院長 加藤 晴康

院長 加藤 晴康

大阪歯科大学に入学し、歯科医師免許取得。
卒業後は、口腔外科にて研修後、東大阪本多歯科医院にて約10年本多正明先生に師事し、総合診断、補綴を徹底的に学び研究・教育に従事。

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