50代 女性 歯がボロボロの治療 〜初めての入れ歯〜

今回は、50代 女性で歯がボロボロの患者様です。

来院に至るまでのエピソード

患者様は、コロナもあり歯医者には行かず、というよりも行きたくなく、そのまま放置していました。

自然に歯が抜けてきたとの事、なんとかマスクでカバーしてきたけど、もう限界ですとお話されていました。

勇気を出して近くの歯医者に相談に行かれましたが、

「もう全部歯抜かなあかんよ。入れ歯できるまで歯ないよ」と言われ、直接的に怒られはしてないですが、

怒られているような雰囲気があり、その場が恥ずかしく、従業員や他の患者様の目が

気になり、その場から逃げたい気持ちになりました。

このような経緯がありより歯医者に行くのがより嫌になった経験がありました。

 

私たちが日頃使用している言葉は、患者様には非日常の言葉で、急に突きつけられると、わかっていても心にトゲのようにささってしまいます。頭で分かっていても心が追いつかないのです。

自分の今の歯の状態が恐かったですし、またどんな感じになるのか全くイメージつかなく、ただ治療の選択肢や流れ、手順、費用などを聞きたかっただけだったのに。。。

 

当院は、同じような不安を抱えて相談に来院される患者様を、数多くカウンセリングし治療してきました。

それにより、見えてきたこともあります。

歯がボロボロになった状態から、治療をし結果を出すことはプロとして求められますが、ボロボロになった背景や希望、不安に傾聴し、その患者様にとって何が適切か考える必要があります。これには画一的なものはなく、本当に患者様それぞれです。ですので当院はカウンセリングに重点を置いております。

 

今回のポイントは、2つ。

患者様の不安を取り除き、信頼関係を構築するカウンセリング。

総入れ歯を安定させる要素の一つである入れ歯の吸着とかみ合わせです。

症例紹介

主訴

ボロボロの歯をなんとかしたい

 

治療前

長期間歯周病に罹患していたため、大きく歯の位置が移動してしまってました。

歯周病で骨がないのもありますが、歯の位置が不都合な位置に大きくズレてしまっていたため総入れ歯の適応となりました。

入れ歯ができるまで噛めない歯がないように治療手順を共有し、なるべく精密に型取りをするために治療用入れ歯を用いて、その治療用入れ歯を用いて型取りの精度を上げていく治療計画を立てました。

※治療用入れ歯を入れるまでの過程は↓

https://dentalofficeharu.com/blog/case/provisionaldenture/

 

まずは、精密検査を。

精密検査を行い、歯茎や骨、顔貌や口元の状態を確認し、模型上やレントゲンでしっかり診断を行った後、治療用入れ歯を装着して行きます。機能や審美面で問題ないかの確認を行い、患者様とお話しながら修正点など見て行きます。

ここで歯茎の状態を整えていき、精密な型取りをする下ごしらえをしっかりしていきます。

 

治療後

完成した入れ歯です。自然に歯の色を調整し、機能や審美面(口元も含めて)の回復を行いました。

そして当院の特徴であるなるべく自然にキレイに

今回のポイントの精密な型取りを進め、吸着を達成できましたが

入れ歯の安定に同じく大切な噛み合わせの治療も行っております。

 

<技術紹介>

キーポイント1

治療用義歯も最終の入れ歯と同程度のクオリティ

 

キーポイント2(動画)

実際の入れ歯が吸着してる時の動画です。

•想像してみてください。

お風呂や台所で使用する吸盤。お水に濡らして、中のお水と空気を抜くように押し当てると

ひっついて取れないですよね?

それと同じ作用になります。

•想像してみてください。

ガラスの板2枚をお水をつけて合わせると

ひっついて取れないですよね?

それと同じ作用になります。

 

治療後

当院の総入れ歯のご紹介

 

 

治療中は、機能や審美(口元も含めて)の安定を図る為シミュレーションを重ねて

患者様とコミュニケーションを図ります。

専門でありながら寄り添う治療方法や手順、選択肢の相談を大切にしています。

お口の中の状況は人それぞれです。性格もそれぞれです。

正しい治療法を選択するのも大切ですが、どれを納得して選択するかに重点をおいたカウンセリングが

当院の特徴です。

どうぞお気軽にご相談下さい↓

https://dentalofficeharu.com/form/

 

主訴 ボロボロの歯をなんとかしたい。
治療内容 総義歯(入れ歯)
費用 総義歯(入れ歯)/1床:45万(税別)
期間 6ヶ月
リスク・副作用 土台となるご自身の歯をとる必要があります。

 

大阪入れ歯専門外来

 

監修者情報

院長 加藤 晴康

院長 加藤 晴康

大阪歯科大学に入学し、歯科医師免許取得。
卒業後は、口腔外科にて研修後、総合診断、補綴を徹底的に学び研究・教育に従事。

 

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